ミリオンダラー・ベイビー (2004)

アカデミー賞で作品賞など主要4部門を制したクリント・イーストウッド監督作。孤独な男と女子ボクサーの父娘のような絆を、痛切なドラマの中に描く感動作。

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、ルシア・ライカー、アンソニー・マッキー、ジェイ・バイチェル、マイク・コルター、マーゴ・マーティンデイル、ネッド・アイゼンバーグ、ブルース・マクヴィッティ

ミリオンダラー・ベイビー (2004)のあらすじ

女子ボクシング界での成功を夢見るマギー(ヒラリー・スワンク)が、年老いたトレーナー、フランキー(クリント・イーストウッド)に弟子入りする。マギーは連戦連勝し、2人は深く心を通わせるが、タイトルマッチに臨んだ彼らに思わぬ悲劇が降りかかる。

ミリオンダラー・ベイビー (2004)のストーリー

アメリカ中西部で何をやっても認めてくれない母親と過ごし、その後、ロスでウェーターとして働き31歳になったマーガレット(マギー)・フィッツジェラルド(ヒラリースワンク)は、プロボクサーとして成功して自分の価値を証明しようと、フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)のボクシング・ジム『ホット・ピット』の門を叩いた。フランキーは一流の止血係(カットマン)として活躍した後、トレーナーとなってこのジムを経営し、多くの優秀なボクサーを育ててきた。しかし、ボクサーの身の安全を深慮して慎重な試合しか組まない上に不器用で説明が不足していたことからビッグチャンスを欲するビッグ・ウィリーらのボクサーたちに逃げられ続けていた。最初フランキーはマギーのトレーナーになることを拒んだものの、旧友でジムの雑用係、元ボクサーのエディ・『スクラップ・アイアン』・デュプリス(モーガン・フリーマン)が彼女の素質を見抜いて同情したこともあり、フランキーは毎日ジムに通い続けるマギーにコーチングしはじめる。そして練習を通じ、やがて2人の間に実の親子より強い絆が芽生える。
マギーはフランキーの指導の下、試合で勝ち続けて評判になる。あまりの強さから階級を上げる事になったものの、そのウェルター級で遂に元イギリス・チャンピオンとのタイトルマッチのオファーにたどり着く。その後も勝ち続けて、フランキーにつけてもらったニックネームのモ・クシュラがマギーの代名詞ともなり出した頃、フランキーは反則を使う危険な相手として避けてきたWBA女子ウェルター級チャンピオン、『青い熊』ビリー(ルシア・ライカ)との試合を受けることを決める。この100万ドルものビッグ・マッチはマギーが優位に試合を運んだのだが、突然の悲劇がマギーに襲いかかる。

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