フラッド (1998) : Hard Rain

洪水に見舞われた町で、現金輸送車の大金をめぐって争う人々の姿を描いたアクション大作。監督には「アビス」「バックドラフト」などの撮影を手掛けたミカエル・ソロモンが抜擢され、ソロモンは本作が劇場映画の監督デビューとなる。脚本はグラハム・ヨスト。撮影はピーター・メンジス・ジュニア。音楽はクリストファー・ヤングで、ハーモニカ演奏は名手として知られるトゥーツ・シールマンス。SFX監修はジョン・フレイザー。

監督:ミカエル・ソロモン
出演:クリスチャン・スレイター、モーガン・フリーマン、ランディ・クェイド、ミニー・ドライヴァー、エド・アスナーほか。

フラッド (1998)のストーリー

洪水に襲われたミシシッピ川流域、インディアナ州ハンティングバーグ。町民が脱出し、無人になった町を後にした現金輸送車のガードマンのトム(クリスチャン・スレイター)とチャーリー(エド・アスナー)は川の氾濫で立往生。無線連絡で救助を待つが、やって来たのはジム(モーガン・フリーマン)率いる強盗一味。チャーリーは撃たれて死に、脱出したトムは現金を墓場に隠して身をひそめるが、一味のケニー(ミッシェル・ゴーギャン)、レイ(リッキー・ハリス)らに追われる。教会に忍び込んだトムは、住人の女性カレン(ミニー・ドライヴァー)に見つかり、不審者として町に残っていた保安官マイク(ランディ・クェイド)に突き出された。トムからいきさつと現金の隠し場所を聞いたマイクは墓場に急行。浸水が続く牢に放置されたトムは溺れる寸前、やって来たカレンに救われた。現金を隠した墓場へ向かったトムにジムたちが迫るが、そこにマイクが助手やカレンと現れた。現金はすでにマイクが手にしていたが、安心したのもつかの間、なんとマイクはトムとジムに向かって一斉射撃。マイクは洪水のどさくさにまぎれて大金をわがものにしようとしたのだ。銃弾を逃れたトムとジムは協力してマイクらを追う。折から上流のダムは決壊、大水が押し寄せる中、激闘の末トムはジムの助けでマイクを倒し、現金を取り戻すのだった。

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